
龍光山・瑞雲寺は愛知県春日井市の臨済宗妙心寺派寺院で歴代住職中に荊洲,瑶洲などの高僧を出し、中興以来の寺宝中には中国、本邦の著名画家の名品を多く伝えています。縄衣文珠画像と呂洞賓の図は県指定文化財であり、他にも数多くの歴史的資料を保有しています。

本堂前の菩提樹と「瑞雲禅寺」の扁額(正眼僧堂山川宗玄老師筆)
この辺りの地名「神領」の名のとおり古来、熱田神宮に仕える祠人が住んでおりましたが、弘法大師の頃、仏法盛行となり祠人の一人が剃髪(髪の毛を剃り仏門に入ること)し僧となったのが寺のはじまりで、西暦760年頃と伝わっています。

明治初期の瑞雲寺本堂
その後、 永享十年(1438)僧・安叔和尚を迎え、本尊に薬師如来を安置し臨済宗妙心寺派の禅寺となり、 江戸時代では城北四カ寺の一つとして、御目見格(大名や藩主にお目通りすることが許される資格)の寺格を与えられていまいた。

現在の瑞雲寺本堂
寺伝に
「当山七代の荊州和尚は杉中坊と号し、敬公の時の人なり。ある時、敬公の行列を馬にて過ぎ行きたり。公、人を遣わして見せしめたもうに、杉中坊也と判ると、彼ならは許し置くべしとのたまいしとぞ。」
〈枠内訳〉江戸時代、徳川義直の頃(徳川義直公1600~1650年・尾張徳川家の藩祖)瑞雲寺七代目の荊州和尚は杉中坊と呼ばれていました。
ある時、義直公の行列を馬で通り過ぎる者があり、家来がその馬を止め「無礼者!馬から下りよ」と引きずり下ろそうとした時、離れて見ていた義直公が馬上の人は荊州和尚だと気づき「杉中坊ならばしかたあるまい。すきにさせよ」と云った
と書かれており公の帰依の深さがうかがえます。
織田信秀より寺領四百三十石を寄進され、のちに犬山城主、池田信輝公の菩提寺となりましたが、天正十二年(1584)四月、小牧長久手の合戦の兵火により焼失。その後、寛永二年大祐休軌禅師が復興させましたが、享保十二年(1727)再び火災により焼失、同十三年、再建。平成14年、本堂庫裡を再建し現在に至っています。
また、境内には「なかよし地蔵」といった一風変わった地蔵や「おさすりさま」「えんま堂」などがあり、お参りに来られた方々に親しまれています。
■文化財・・・涅槃図・延享五年(1748)雄山斎筆大般若波羅蜜多経六百巻・寛文十年(1670)中野貞心始開経版 太宗文皇帝製十六善神軸・延享五年(1748)雄山斎筆薬師如来 木像座像八寸定朝作 脇仏日光・月光菩薩達磨大師 木像立像一尺一寸 印度伝来十三仏木像 室町時代初期
■県指定文化財・・・絹本着色 呂洞賓の図 大幅 宋銭殻画紙本墨画 縄衣文殊画像 希顔禅師の自画賛

鐘楼と本堂前


青井有信(あおいゆうしん)
瑞雲寺住職
龍光錬成会主宰
正眼短期大学非常勤講師
1966年生まれ。18歳より岐阜県美濃加茂市 伊深正眼寺、正眼僧堂で修行。2006年 瑞雲寺の21代住職となる。
法務のかたわらトヨタ自動車や中部電気保安協会などの企業、スポーツスクールや大学などで坐禅指導を展開。
自坊においては坐禅会やワークショップを開催。活動は数多くの雑誌や情報webでも紹介されている。
法話ライブ、法話落語会などを主催し、また紙の仏像制作などクリエイターとしても活動中で随時、展示会、作品展を開催している。

電話:0568-81-2310 FAX : 0568-84-9480
Email :zuiunji@mac.com


今月の坐禅会予定


来月の開催日は来月初旬に、このページでお知らせします。メールや電話での問い合わせには返答できません。
瑞雲寺 YouTubeチャンネル
瑞雲寺のオフィシャルYouTubeチャンネルを開設しました。
四季折々の境内の様子や法要の動画、坐禅のススメなどをあげています。
不定期で更新していきます。
ぜひご覧下さい。
檀信徒のみなさまへ

去年も数多くの法事がありましたが、親戚一同が集まる大人数ではなく、家族だけでという構成となり、また会場をご自宅からお寺へ変更し法要を行う事例が多くありました。
瑞雲寺では本堂及び関係施設の換気や消毒薬の設置マスクの着用など新型コロナウイルス感染防止の対策を実施しております。安心してお参り下さい。
東海さんぽ旅2

「東海さんぽ旅2」(ぴあMOOK)の「極上の癒しスポットへ」で瑞雲寺の坐禅会、My経本づくり、土ほとけ展などが紹介されました。「東海さんぽ旅2」はAmazonで購入出来ます。また、デジタル版(408円)も販売中!iPadやiPhoneなどタブレット端末やスマホでも購入いただけます。
デジタル版 東海さんぽ旅2 電子雑誌書店マガストア
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椿の御朱印


私たちと一緒に坐りませんか?
坐禅は身体の健康とともに心の健康をもたらすものとして昨今、世界中で注目されています。
べつに堅苦しいものでも辛いものでもありません。
足を組むことが無理なら初めは慣れるまでイスに坐っても構わないのです。
大事なのは心静かに身を正し呼吸を調え、それを続けること。
しかし、なかなか一人では続けられないものです。
ですから私たちと一緒に坐りませんか?
瑞雲寺では毎月第四日曜日の早朝、坐禅会を行っています。
坐禅会開催予定日
- 日時:毎月第四日曜日
- 時間:4月~9月・・午前5時30分から約1時間
10月~3月・・午前6時から約1時間
(25分間の坐禅を2回行います。) - 場所:瑞雲寺 本堂
- 定員:10名(18歳以上)
- 会費:無料です。
*毎月の坐禅会開催予定日は諸行事の都合により変更する場合があります。必ず「お知らせ」の「今月の坐禅会予定」で確認して下さい。また、来月以降の開催日についての問合せには返答できませんので、ご承知下さい。
参加申し込み方法
- 坐禅会申し込みはeメールの件名に「坐禅会申し込み」と記入し本文に「お名前、郵便番号、住所、電話番号」を必ず明記の上、参加日3日前までに下記のアドレスに申し込み下さい。
ご注意下さい。
- 3日前であっても定員(10名)を超えた場合は受付を終了いたします。
- 必ず当ホームページの「お知らせ」で開催日を確認し参加者本人が申し込みをしてください。本人以外からの申し込みは受付けません。
- 1件の申し込みメールにつき1名ずつ申し込み下さい。
- 当方で申し込みを確認しましたら、確認完了のメールを送信いたします。このメールには簡単な注意事項がありますので当方からの返信メールを必ず確認してからご参加下さい。
- 当会は初心者を対象としております。
- 動きやすい服装(トレーニングウエアなど)でご参加ください。初回の場合ご持参して頂く物は特にありません。
申込先eメールアドレス
申込先eメールアドレス:zuiunji@mac.com


仏教の守護神「韋駄天(いだてん)さま」を紙で作るワークショップです。
韋駄天さまは仏法の守護神で、仏舎利を盗んだ魔を追いかけ取り返した説話から足の速い神とされ「韋駄天走り」の語源となった神様です。とくに禅寺では厨房や僧坊を守る守護神として祀られています。
どなたでも簡単に作ることができるワークショップです。ご家族、お友達、サークルの仲間などお誘い合わせてご参加下さい。もちろん御1人でもOKです。
♬スケジュール
今回のワークショップは左の写真の韋駄天さまを制作します。(見本のため変更する場合があります)
2時間半程の工程です。
♬講師
瑞雲寺住職 正眼短期大学非常勤講師
青井有信
♬参加方法
◇開催日、参加費等
- 第1回開催日:平成31年3月31日(日)午後1時30分から2時間半程(終了)
- 第2回開催日:令和元年5月4日(土・祝)午後1時30分から2時間半程
- それぞれ一日で完成させます。
- 場所:瑞雲寺(本堂、又は書院)
- 定員:7名
- 参加費:2,000円(材料費を含む)を参加日当日にお納めください。
◇参加申し込み方法
- ワークショップは予約制です。参加ご希望の方はeメールの件名「いだてん作りワークショップ参加申し込み」と記入し本文に「お名前、郵便番号 住所、電話番号、参加人数、参加希望日」を明記の上、参加日5日前までに下記のアドレスに申し込み下さい。
◇お持ち頂くもの
- デザインナイフ(コチラで用意したデザインナイフを使用して頂くこともできます)
- 鉛筆、消しゴム
◇ご注意下さい。
- 5日前であっても定員を超えた場合は受付を終了いたします。
- 当方で申し込みを確認しましたら、確認完了のメールを送信いたします。このメールには簡単な説明がありますので当方からの返信メールを必ず確認して下さい。
◇申込先eメールアドレス
- 申込先eメールアドレス:zuiunji@mac.com
