瑞雲寺大日如来の縁起
〜お大日様をお迎えしました〜
ご縁あって大日如来さまをお迎えしました。
元々は春日井市大留町の大日山・禅源寺(應永4年1397年創建)のご本尊でした。寺伝によると「この仏像は600年前、大洪水により庄内川上流から大留に流れ着いたのを村人が見つけ草庵を建て安置し信仰した。後世を経て大震災や水害により度々大破したが何度も再建を繰返し今に至る」(東春日井郡誌より)とあります。「お大日様」と呼ばれ周辺の方々から信仰され親しまれてきましたが3年ほど前に御住職が遷化(亡くなる)され、また本堂の老朽化により維持管理が困難となったため瑞雲寺にお迎えすることになった次第です。
仏像は度々の震災や経年により損傷が激しく、この度、瑞雲寺にお迎えするにあたり名古屋城西の天眞堂社寺工房へ修繕を依頼しておりましたところ令和6年12月に完了し同月15日、瑞雲寺に入仏されました。今回は仮安置なので天眞堂工房の職人さん、春日井市教育委員会文化財課の職員さん等と関係者数名で入仏点眼法要を厳修しました。
修繕されました大日如来さまは本堂上間(右側)の間に安座され全高2・5メートルのお姿は神々しく圧倒されます。
瑞雲寺では入仏を記念し写経を募り仏像内に納め、ご縁を結んで頂く準備を進めております。写経ご希望の方はお声掛け下さい。写経用紙は差し上げますが、納経(書いた写経を瑞雲寺に納める)には納経料3,000円が必要となります。この貴重な機会に一人でも多くの方に写経を納経頂き結縁を賜りますようご案内申し上げます。
また、ご来山の折にはぜひ、お大日様にもお参り下さい。
お大日様はいつでも瑞雲寺で皆様をお待ちしていらっしゃいます。